常念岳・蝶ヶ岳
(じょうねんだけ・ちょうがたけ)
前常念岳付近から見た常念岳
北アルプスの常念岳(2857m)から蝶ヶ岳(2625m)への縦走です。
蝶ヶ岳、常念岳ともに、とても有名な山なので早く登りたいとは思っていたのですが、なかなか機会がなくて・・・なんというか、すぐ行けそうなとこは、以外と“後へ後へ”という感じで、後回しになってしまうもんではないでしょうか?そんな感じなので、今回の山行は、“長野県に引っ越してきたぞ!一周年記念!!”ということで超メジャーな山を登って、山へのテンションを上げていこうモン!!みたいな気持ちでここに決めました。
ちなみに常念岳は、学生の頃に一度登ったことがあるので、私としては蝶ヶ岳メイン、常念サブみたいな感じで臨んだわけですが、でもやっぱりメインは常念岳かな?と思ったりもします。それはやっぱり、学生の頃松本に住んでいたからです。
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まん中のピラミッドのようにとんがった山が、常念岳です。 この風景を毎日見ていれば、登りたくなったりしませんか? |
まぁ、そんなことはどうでもよかったりするのですが、とりあえずそのときの日程です。
2003年5月24日:三又駐車場〜前常念岳〜常念岳〜蝶ヶ岳〜蝶ヶ岳ヒュッテ〜三又駐車場
常念岳への登山口は、一ノ沢と三又の2つがあります。
この時期、一ノ沢からの登りは雪が多くて大変かな?ということで、三又からにしました。同様に、三又から蝶ヶ岳への登りは、雪が多くて大変です。しかし降りは雪が多いほうが楽だし。やっぱり常念から先に登ったほうがいいし。
言ってる意味わかりますか?
つまりのところ、この時期、日帰りで常念岳から蝶ヶ岳の縦走をするのであれば、雪の少ない三又から前常念岳を通るルートから常念岳に登り、雪の多い蝶ヶ岳から三又へのルートを降りるのがベストではないかということです。
三又駐車場へは夜の12時ごろ到着して、車中泊しました。
マイカー登山が普及した現在、登山口にはだいたい駐車場とトイレが整備されています。登山は、朝早く出発することが普通なので、前夜に登山口駐車場まで入り、そこで一夜を過ごす人は多いのではないでしょうか。私もよく、前夜車中泊というのがあります。
しかし!!やっぱりというか、なんというか、マナーの悪い人が多いのが現実です。この日も朝2時ごろ到着したおっさん・オバハン連中(約6人)が、それから駐車場にテントを張り始め、朝の4時近くまで騒いでました。仕事とかいろいろ都合もあるので、別に何時に到着してもかまわないのですが、それから祭りをはじめるのは勘弁してもらいたい。この日は朝の4時半ごろ出発なので、ほとんど眠れませんでした。
ほとんど眠れなかったですが、天気は快晴です。登山口ふきんから、蝶ヶ岳がはっきり見えます。
| ちゃんと“蝶ヶ岳”と認識して見たのは実は初めてだったりする・・・ なかなかかっこいい。 |
天気もいいしサイコー!!です。
登山道は予想以上に雪が少ないし、なかなか快適です。樹林帯をしばらく歩くと、開けた尾根筋に出ます。前常念と蝶ヶ岳も見えてきて、テンションもだんだん上がってきます。
| 前常念岳 | 蝶ヶ岳 |
撮影=塩月 |
撮影=塩月 |
なんか蝶ヶ岳は、麓で見るよりかっこ悪い気がするのだけど・・・
前常念岳が見え始めると、だんだん雪も多くなってきました。
| こんな感じです。 アイゼンはいらないかもしれませんが、ピッケルはあったほうがいいですね。 |
やがて森林限界を越えると、前常念岳が目の前に見えてきます。
この辺から傾斜がきつくなり、雪もそれなりに着いているので、ちょっと危険かな?と思ったりします。
| このへんはチョット危険です。雪の斜面を滑り始めると、どこまでも行ってしまいそうな感じです。最近も滑落事故があったみたいだし・・・ この時期、ピッケルは絶対必要ですと、言い切ってしまっても良いでしょう。 |
どうでもいいんだけど、この日はなぜか、雲海がすごく発達していました。
| ふもとの松本盆地はまったく見えません。 天気が良いのか、悪いのか? |
森林限界を抜けたら、前常念岳頂上直下にある避難小屋まですぐなんですが、雪が残っているとこのへんは、ルートがわかりにくくて迷ってしまいます。このときもルートを間違って、谷のほうへそれてしまいました。
私だけのクセなんでしょうか?なぜか雪の着いてるほうへと、思わずルートをとってしまうんですけど・・・。このときも“つい”雪の着いている谷のほうへ迷い込んでしまいました。
ほどなくすると、前常念岳へ到着です。なかなか立派な避難小屋があります。
| いったい誰が利用するんだろう?冬にしか、利用する人はいないのでは?冬もいるのかなぁ? |
ここまでくれば、常念岳までもうすぐです。常念岳を正面に見ながら進んでいきます。
| 近くで見る常念岳もかっこいい。 これくらいの場所から見る常念岳が一番好きかも。 |
しか〜し!!油断は禁物です。前常念から常念岳への登山道は、岩稜地帯になっていて、ちょっと危険。十分、気をつけましょう。でも、まぁダイジョウブかな?
| こんな感じです。 たいしたことはないかな? |
ようやく、常念岳の頂上に到着です。頂上には小さな祠があります。頂上には、私のほかに常念小屋に泊まった登山者も含めて3〜4人ほどいました。
| 数年前、学生だったころ、ここへ来たときもありました。あの頃がなつかしいなぁ〜。 ちなみにそのとき一緒に登ったのは、やはりエガワです。卒業研究の真っ只中に、担当教官のO塚ティーチャーから逃げるように山へ行きました。 |
常念岳山頂からの眺めはサイコーです!!ココから見る槍ヶ岳、穂高連峰はすばらしい!!
| 槍ヶ岳方面 | 穂高連峰 |
撮影=塩月 |
撮影=塩月 |
すこし薄曇の天気だったのが残念ですけど、ここまで山が見えればよかろうもん!!常念岳山頂で、この景色を見てこの日は帰っても良かったのですが、予定道り蝶ヶ岳を目指すことにしました。
ちなみに常念岳頂上には、午前9時ごろ到着です。時間的にはまだ余裕です。
常念岳から蝶ヶ岳への縦走は、快適な稜線漫歩です。なんと言っても景色が本当にすばらしい!!右手に槍ヶ岳、穂高連峰を見ながら歩くのは、本当に気持ちがいいです。
| アルペンチックで、快適な稜線です。 |
常念岳からはしばらく、いかにも常念山脈らしい(?)アルペンチックな稜線が続きます。私にとって“山”のイメージは、こんな稜線の風景です。
少し高度を下げると、コメツガ(?)の林の中へ突入します。稜線上とはいえ深い樹林帯になっていて、迷ってしまいそうです。しかもこのへんからなぜか雪が猛烈に深くなっていました。冬にここを行くのは、けっこう大変かも。
| なかなか神秘的な雰囲気が漂う場所でした。 |
コメツガの林は、思ったより早く通り抜けました。
この深い林を抜けると、雪の残る快適な稜線歩きとなります。
| サイコーの場所です。 やっぱり雪が残っていると、歩くのも楽しいっすね。 |
このへんで、蝶ヶ岳・常念岳を見てみますと・・・
| 蝶ヶ岳 | 常念岳 |
撮影=塩月 |
撮影=塩月 |
正直言って、蝶ヶ岳はなんかかっこ悪い。常念岳は、たぶんどこから見てもかっこいいと思うだろうなぁ。
この雪解けの時期、冬にはきっと雪の下に埋まって見えなかったものが登山道に出てきます。例えば、テントのペグとかフライシートとかとか・・・ 実際、独りで歩いていると、何が出てきてもあまり気持ちがいいものではありません。それが、ちょっとしたビニールの切れ端であっても“どきっ!!”としてしまいます。ひょっとしたら、その下には遭難した人の・・・というふうに想像してしまうからです。
そして今回の山行で見た、もっとも嫌なものが下の写真です。
| かもしかです。 |
こんな写真を出していいのか? 何か、他の動物(熊とか)に体の半分ほどを喰われたカモシカです。うげ〜!! でもすごくないですか?こんなの普通見れます? でも、ひょっとしたら、雪解けで出てきたのではなく、しごく最近に襲われたのでは? |
とまぁ、そんな感じでビクビクしながら歩いていると、以外に早く蝶ヶ岳山頂に到着です。
蝶ヶ岳の頂上は、ひらけたプラトーな場所なんですが、そこには蝶槍と呼ばれるちょっとしたピークがあります。だけど、そこの標高は不明です。とりあえずココがテッペンということで、登っときました。
しかし蝶ヶ岳からの展望は本当に素晴らしい!!穂高連峰を眺めるなら、ここが一番なのではないでしょうか?
蝶ヶ岳から見た穂高連峰、槍ヶ岳
撮影=塩月
ちょっと霞がかかっていて、あまり視界がよくないのですが、それでも素晴らしいと思いました。
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蝶ヶ岳の頂上 |
こんな感じ。 なんだかシュール。 |
あとは、蝶ヶ岳ヒュッテ経由で、三又へ下山するだけです。
しかし、ここからの雪の量はものすごかった。いや、ホント!!ゴー雪です。ここを登りで使うのはちょっとキツイなぁ〜と思いました。でも、まぁ無事に下山です。
下山したのは午後3時半ごろ。約11時間の山行でした。
常念岳から蝶ヶ岳の日帰り縦走はこんな感じです。体力的にはチョットつらいけど、日帰りでこれだけの展望を望める山行は他にはないのではと思うのですが・・・
そんなもんで。
蝶ヶ岳ヒュッテ
超美人女主人がいると聞いていたのだけど・・・