中央アルプス 木曽駒岳〜宝剣岳〜檜尾岳


千畳敷から見た宝剣岳(2931m) 撮影=塩月


 最も気軽に行ける日本アルプス。それが、中央アルプスではないでしょうか?駒ヶ根市からロープウェイを使えば、あっという間に標高2608mの千畳敷まで行くことができます。中央アルプスの主峰、木曽駒ヶ岳(2956m)へも、東京からの日帰りで登頂可能!(かな?)。ちなみに中央アルプスは、私の住んでいる飯田市から最もアプローチの良い山域だったりもするわけで、とりあえず主峰の木曽駒ヶ岳と宝剣岳くらいは登っとかんといかん!と思いまして・・・まぁ、そんな感じの山行です。
 

 ロープウェイのしらび平駅までは、バスで向います。ちなみにバスとロープウェイの運賃は往復で3800円。たけぇ(高)!当初の予定では、往復、ロープウェイを使って楽々悠々お気楽登山だったのですが、乗車券を買おうと思い財布を見てビックリ!2000円しかない・・・銀行まで行って、お金を下ろす時間ももったいないので、とりあえず片道分の乗車券を購入し、下山は檜尾尾根からのロープウェイを使わないコースに変更しました。

 そのときの日程です。
8月26日:駒ヶ根高原駐車場バス停〜しらび平ロープウェイ駅〜千畳敷〜木曽駒ケ岳〜宝剣岳〜檜尾岳〜檜尾尾根〜檜尾橋バス停〜駒ヶ根高原駐車場バス停

 ロープウェイは、しらび平駅から20分程(たしか?)で、ホテル千畳敷のある千畳敷駅に到着します。一気に、森林限界付近の標高2600m付近まで上がることになるので、その急激な環境の変化にびっくり!いや、感動です。

 千畳敷から見た宝剣岳
ホテル千畳敷を出ると、目の前に宝剣岳がそそり立っています。
なかなかの迫力で、けっこう感動しました。
稜線へ出る登山道は、右側の沢をつめて鞍部に出るようになっています。
 撮影=塩月

 千畳敷から木曽駒ケ岳・宝剣岳のある主稜線上に出るには、乗越浄土に出る東廻りと、極楽平にでる西廻りのルートがあります。今回は、東回りの乗越浄土を経由するルートから登ることにしました。

 千畳敷から乗越浄土と呼ばれる稜線までは、50分ほどで登れます。乗越浄土までは、けっこうな急登でつらいのですが、ココさえ登ってしまえば体力的につらいところは、ほとんどなかったりします。
 
 乗越浄土から見た伊那前岳(2883m)  乗越浄土から見た宝剣岳(2931m)
    
 撮影=塩月

 撮影=塩月
 
 ここまで来てしまえば、ステキな稜線漫歩が待っています。あまり登山に興味がなくても、ここまで上がってくる価値はあるのではないでしょうか。

 乗越浄土からは宝剣岳が間近に見えるので、早く登ってしまいたい気もするのですが、ココは我慢して木曽駒ケ岳へと向います。
 宝剣山荘を過ぎ、ほどなくすると、途中に中岳(2925m)と呼ばれるピークがあります。中岳にまで、来てようやく木曽駒ケ岳を見ることができるのですが、正直がっかり・・・山の形はそれほどかっこよくなかったりします。だけどココから見た、宝剣岳方面は素晴らしいと思いました。天気が良くて、空木岳までハッキリ確認できてサイコ―!!

 
 中岳から見た木曽駒ヶ岳(2956m)  中岳から見た宝剣岳〜空木岳方面
    
撮影=塩月

 撮影=塩月
 
 中岳まで来れば、木曽駒ケ岳頂上はすぐそこです。
 特に危ないような箇所もなく、木曽駒ケ岳頂上に到着します。頂上には祠と、なにやらアヤシイ売店がありました。うさんくさいオッサンが、登山客にしきりにビールを売っていたけど、アヤシサ満点。マジで。
 
 
 木曽駒ケ岳山頂にある祠と、売店  とりあえず記念に。
    
 遠くには御嶽山が望まれる 撮影=塩月

 撮影=塩月

 さていよいよ、宝剣岳に向います。
 
 木曽駒ケ岳頂上から見た、宝剣岳方面
 木曽駒ケ岳の頂上まで来たとはいえ、まだまだこれからが長かったりします。
 だけど、天気が良いとホントに気持ちがいい。
 撮影=塩月

 来た道を折り返し、宝剣山荘付近の分岐点を宝剣岳へと向います。
 宝剣岳への登山は、千畳敷のアナウンスで“岩稜地帯となっており、登山経験のないお客様は近づかないよう・・・”というようなことが言われています。確かに鎖場など、けっこう危険な箇所がありますが、乗越浄土側からなら、気をつければ多少不安な人?でもなんとか行けそうな気がします。せっかくココまで来たのであれば、一度は登ってみたいと思うのは別に登山者でなくても同じでは?でも油断は禁物かも。

 ほどなく宝剣岳頂上に到着。
 
 宝剣岳山頂の岩峰
 この岩峰へは、いちおう登れることにはなっていますが、危険なので止めたほうがいいかも。ココに登らなくても、十分に大展望を満喫できます。
 おいらは当然登ったけど。
 撮影=塩月

 宝剣岳頂上からの眺めはサイコー!でした。
 
 宝剣岳山頂から見た千畳敷  檜尾岳・空木岳方面
     撮影=塩月
 撮影=塩月

 宝剣岳山頂から見た三ノ沢岳
 この登山の最大の発見はこの三ノ沢岳かもしれない。まじで!かっこいい。
 撮影=塩月

 宝剣岳山頂での写真撮影をほどなくすませ、檜尾岳方面へと向う。
 この宝剣岳周辺で、もっとも危険な箇所は宝剣岳山頂から極楽平までの間ではないでしょうか。けっこう厳しい岩稜地帯で、鎖場が続きます。
 
   厳しい鎖場
 極楽平側から見た宝剣岳
     撮影=塩月

 撮影=塩月
 
 厳しい岩稜地帯ですが、なんとココでオコジョ?に出会いました。
 私にとっては、奇跡の一枚!!
 撮影=塩月

 最大の難所を通過し、極楽平へ到着。あとは、檜尾岳へのお気楽な稜線歩きとなります。

 極楽平から見た檜尾岳・宝剣岳方面  檜尾岳へと続く稜線
     撮影=塩月
 撮影=塩月

 森林限界より上の開けた稜線なので、とても気分がいいのですが、ココからは極端に登山者が少なくなります。チョー!ロンリー。

 快適な(というより寂しかったけど・・・)稜線歩きを2時間半ほど楽しむと、檜尾岳(2728m)山頂へ到着します。

 とりあえず記念に。  これまでの道のりを振り返る。
     撮影=塩月
 撮影=塩月

 檜尾岳山頂から見た空木岳方面。
 檜尾岳から南に伸びる稜線は、途中で二本に別れています。これは、二重山稜と呼ばる地すべり地形です。
 いや〜、勉強になるなぁ〜。でも、まちがっていたらメンゴ。
 撮影=塩月

 あとは、檜尾尾根から下山するだけ。天気も崩れてきたので、急ぎ目に歩くことにしました。

 檜尾尾根方面。
 下山する方向は、カマボコ形の檜尾避難小屋が目印です。だけど、この避難小屋。なんだか寂しげ。そしてシュールな感じ。
 撮影=塩月

 出発時はお金が足りなくてどうなることかと思ったこの登山。しかし何事もなく、檜尾尾根を下り檜尾橋バス停に到着しました。檜尾尾根は、あまり人が入ってないせいなのか、笹がけっこう生い茂っていて嫌な感じの登山道でした。

 ちなみに、この日かかった時間は、朝8時頃に千畳敷を歩き出して、午後4時半ごろ檜尾橋バス停に到着の約8時間半ぐらいです。まぁ、日帰りにはちょうどいいくらいではないでしょうか?ロープウェイ代金も片道料金ですみますし、木曽駒ケ岳・宝剣岳登頂だけでは物足りないって人にもおすすめです。

 そんなもんで。


                       

檜尾避難小屋 別に意味はないんだけど・・・