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「名山とは,一度登っただけで善しとせず,二度三度とくり返し登りたくなる山」と,何とかという人が言ったらしいで
すが,その言葉が正しければ,私にとっての “名山” とはこの燕岳ということになります。私が初めて登った山が燕岳 で,また,二度登った山も燕岳だけです。
ここでは,1996年の11月に登ったときの写真を中心にして,この山の御紹介をいたします。
燕岳から槍ヶ岳への縦走路は「表銀座コース」または「アルプス銀座」と呼ばれおり,燕岳は登山者のつきない人気の
山です。また,登るのもそれほど難しくないので,登山初心者には最適の山ではないでしょうか。だから,山登りど素人 の私でも登れたんだと思います。
燕岳の登山口は中房温泉です。この中房温泉ですが,私の記憶だと混浴露天風呂のある,なかなかオツな温泉でし
た。ちがったけ?一度,下山したとき入浴したことがあります。そのときは,私たちの他に,一組のカップルが入浴して いて大興奮だった思い出があります。
中房温泉までは,駐車場があるので車だと便利です。タクシーであれば穂高駅から40分のところです。
中房温泉からは鬱蒼とした林の中を,かなりきつい急登が続きます。
こんな感じの林の中
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写真の人物は江川 撮影=塩月
初めて登ったときは,この急登が非常につらく思えたものです。しかも鬱蒼とした林の中なので,よけいそう感じたのか
もしれません。
この鬱蒼とした林を抜けると,急に視界の開けたなだらかな尾根に出ます。合戦小屋まであと少しってところでしょう
か。天気のいい日には富士山も見えて,だんだんと楽しくなってきます。
この時初めて,槍ヶ岳を肉眼で見たのですが,それなりに感動したのを覚えています。
途中で見えた槍の穂先。 二日酔いでバテバテのオレ
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撮影=塩月 富士見平ベンチにて 撮影=江川
合戦小屋を過ぎれば,燕山壮まであと少しです。ここからは,なだらかな稜線に沿って進むので,かなり楽です。
そして燕山壮が見え始めると,植生はハイマツ帯となり,アルペンムードがだんだんと高まってきます。このハイマツの
茂みの影から狐が出てきたことがあり,びっくりしました。ていうか,こんな標高の高いところで,何を喰って生きてるん だ?
ハイマツが広がる 途中で見かけた狐
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撮影=塩月 撮影=塩月
ようやく燕山壮に到着です。
燕山壮は,燕岳山頂に最も近い山小屋で,近代化されたなかなかイカス山小屋です。だけど,燕山壮の写真は一枚も
撮影していません。許してチョ!しかも燕岳に登ったのは,二度とも11月3日だったので,ほとんど人がいなかった記憶 があります。初めて登ったときは,山小屋は冬期閉鎖になってたような気が・・・
ここからの眺めは,けっこうよくてサイコーです。(←アホな表現ですまん)
松本からは見えない,北アルプスの向こう側?を初めて見たときは,なんだか不思議な気持ちになりました。結局,山
ばっかりしか見えないのだけどね。
完全にグロッキー状態のワシ。 バックは野口五郎岳かな?
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燕山壮のテラスより 撮影=江川
槍ヶ岳と大天井岳への稜線 燕岳
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撮影=塩月 撮影=塩月
一緒に登った仲間と な,なに?
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左から私,江川,香山 撮影=塩月
さて,いよいよ燕岳山頂を目指します。
ちなみに燕岳の高さは,2763mです。穂高連峰や槍ヶ岳といった3000m級の山々が連なる北アルプスでは,それほど
目立った存在ではないものの,見た目がかなりかっこよかったりします。山容が,つばめが翼を広げた姿に似ていると いうことから,その名がついたとされています。私も初めて見たときは,けっこう感動したものです。
こんなにかっこいい山なのに,なぜ深田久弥は日本百名山に入れなかったのだ?
そんなことはさておき,燕岳山頂へ続く尾根には,なんだか奇妙な岩が沢山あります。
奇岩その1 奇岩その2
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撮影=塩月 なめくじ? 撮影=塩月
この風景をはじめて見たときは,“ああ,日本にもこんなとこあるんだ”とか思ったりしました。
森林限界より高い,ゴツゴツした岩の尾根が続く風景を見ると“山に来たんだな〜”と実感します。
燕岳山頂へ向う途中で
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左に大天井岳,中央奥から右にかけて穂高連峰と槍ヶ岳 撮影=塩月
燕山壮から燕岳までは,30分ぐらいかかります。でも,北アルプスの山々を眺めながら歩いてるとあっという間に着いて
しまいます。
ここで,お決まりの“これが山頂での記念撮影です”と言いたいのですが,残念ながらこのときは,山頂での写真を撮っ
ていませんでした。なにゆえ?
唯一,撮っていたのが,燕岳山頂から見た燕山壮の写真です。
尾根のピークの赤いのが燕山壮。
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燕岳山頂より 撮影=塩月
下山はもとのコースを帰りました。ちなみに燕岳登山は,二度とも日帰りで,朝薄暗いうち(確か朝の6時ぐらいだった)
に出発して,下山するのはいつも真っ暗だったと思います。ほとんど一日中歩きっぱなし!
あの頃は若かったなあ・・・
できれば,山頂に近い燕山壮で一泊したほうが,余裕があっていいのではないでしょうか。そのまま,常念岳のほうへ
縦走するもよし。
どうでしたか?燕岳登山の雰囲気はわかっていただけたでしょうか?
私としては,これを見てくれた誰かが,この山に登るきっかけになってくれれば幸いです。
ではでは。
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