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赤岳をバックに 阿弥陀岳(2805m)山頂より 撮影=江川
八ヶ岳の阿弥陀岳(2805m)と赤岳(2899m)です。
この山行は,私がまだ学生だった1996年11月23日のものです。
このころは,まだ山登りがどういうものか知らなくて,他人の計画(というより江川の計画だな!)にのっかって,山に行く
ような感じでした。そしてたいていの場合,その計画自体が無謀というか,強行軍というか,結果的に非常につらい山行 であったりするわけで・・・
この八ヶ岳登山も,そんな苦行の一つでした。
このときは,御小屋尾根から阿弥陀岳・赤岳と登って,地蔵尾根から下山するというもの。
もちろん日帰りで!
今もう一度,同じコースを日帰りでやれって言われても,とうていできないなぁ。
あの頃は若かった・・・
山行のメンバーは,同級生の江川と香山,そして私の三人です。(今更だけど,実名でスマン!)
このとき香山氏は,夜遅くまで飲んでいて朝帰りでした。早朝(4時ぐらいだったかな?),自分のアパートに戻ってきたと
ころを,私たちに“拉致”されるように無理やり車に乗せられました。
いやぁ〜これもいい思い出だなぁ〜
途中のコンビニで,この日の朝食と昼食を購入しました。その当時,日帰り登山では行く途中のコンビニで,食料を調
達するのが恒例でした。何でもないことなんですが,それが妙に楽しかったりします。
登山口の美濃戸口には,まだ夜も明けきらないうちに到着しました。朝焼けが本当に綺麗で,感動しました。
朝焼けに浮かび上がる八ヶ岳連峰
撮影=塩月
美濃戸口から八ヶ岳(南八ヶ岳)に登るのであれば,赤岳山荘を経由する柳川に沿うコースを行くのですが,この日は
阿弥陀岳から西へと延びる急峻な稜線の御小屋尾根を辿って行きました。だから当然,そのまま行けば,阿弥陀岳 に登ることになります。
でも,日帰りなのに何でこのコースをリーダー(?)の江川が選んだのかは不明である。ただ,歩き始めてしばらくたた
っとき,彼の口から“やべ!道間違ったかな?まぁこっちでもいいや”というふうなことを聞いたような聞かないよう な・・・
何も知らない部下2名は,ただ言われるがままに着いて行くのみであった。
御小屋尾根は,ひたすら急峻な登りが続きます。おまけに人気のないコースなので,私たちの他に登山者はいません
でした。
御小屋尾根を行く
撮影=塩月
しかしこの急登は,二日酔い+寝不足の香山選手には,そうとうつらかったと見える。
登り始めて一時間程で,長めの休憩をとることに。
休憩中?
撮影=塩月
ひたすら食い続ける・・・
撮影=塩月
阿弥陀岳の山頂に近づいてくると,鎖や梯子が設置してある岩稜になります。
ここからは,恐怖の連続でした。
鎖と梯子の続く難所を行く
撮影=塩月
あほだ・・・
撮影=塩月
森林限界を越えた稜線まで出ると,八ヶ岳連峰の主峰,赤岳(2899m)が見えます。
途中,赤岳を望む
撮影=塩月
なんとか阿弥陀岳頂上に到着。
とりあえず記念に
撮影=?
そして,いよいよ赤岳を目指します。
どーんと赤岳!!
撮影=塩月
そして,ついに赤岳の山頂へ到着。
このとき山頂には,私たちしかいませんでした。今考えると,多くの登山者で賑わう八ヶ岳では,本当に珍しいことでは
ないでしょうか?(また,言っちゃった。)
この頃は,人が全くいない山頂に私たちだけでいると,なんだかすごいことをしているようで,ちょっと自分たちが誇らし
く思えたりするのでした。
え?そう感じたのはオレだけ?
.
赤岳山頂にて 逆光だけど・・・
左=香山,右=ワシ 撮影=江川 撮影=江川
赤岳山頂からは,横岳〜阿弥陀岳,そして北八ヶ岳〜蓼科山まで見渡せました。
ああ絶景かな!
赤岳山頂から北八ヶ岳方面を望む
撮影=塩月
赤岳山頂は,風が強くてメチャクチャ寒かった。
昼食は,風を避けて赤岳山頂小屋の脇で食べました。しかし,よくこんなとこに小屋を建てたなぁと思います。
そのときの様子
撮影=香山
とまぁ,この後,地蔵尾根から山を降りたわけですが,何を考えていたのか江川は,このまま横岳〜硫黄岳を縦走する
つもりだったらしい。そんな馬鹿な!!(しかし彼は,よっぽど心残りだったのか,翌週,独りで横岳と硫黄岳へ登ったら しい。わけわからん。)
結局,帰りは真っ暗で,懐中電灯をつけて美濃戸口まで歩きました。マジでつらかった。
5年後の同窓会で,恐いもの知らずの香山氏に“あんな恐ろしい山登りはなかった!!”と言わしめたこの山行は,
私にとっても,最も無茶な山行(いわゆる無謀登山ですな)だったと思います。
アイゼン・ピッケルも持たずに,よく,誰一人滑落せずに登ってこれたなぁ。ある意味,こういう経験も大切かな?
でも,写真を見ると,とっても楽しそうだ。がははは
そんなもんで。
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