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霞沢岳(かすみさわだけ)
2646m

バス(上高地線)から見た霞沢岳 撮影=塩月
北アルプス霞沢岳(2646m)です。
“夏こそ北アルプス!!”
そう思っている人は、多いのではないでしょうか?私も、暑い夏に山へ登るなら北アルプスがいいと思います。やっぱ
り北のほうが涼しいというイメージが強いからでしょかねぇ。まぁ、冬に北アルプスに入るのが困難だからっていうのもあ
るのですが。とりあえず、そんな感じで行ってきました。
ところで、この“霞沢岳”ですが、どのくらいの人が知っているでしょうか?ただでさえ、このHPを見に来る人で“山ノボ
ラー”が少ないのに、こういうマイナーな山を紹介するのは“いかほどのものか?”と思うのですが、これをきっかけにこ
の山を知ってもらうのもよかろうもん!と思います。
上高地の入り口に焼岳という山があることは、みなさんご存知かと思いますが、梓川を挟んでその対面(東側)にある
山は知らないのではないでしょうか?その山が霞沢岳だったりします。上高地行きのバスのアナウンスでも、“上高地
の入り口は、活火山である焼岳と霞沢岳の絶壁に・・・”という感じで、霞沢岳は紹介されているのですが、ほとんどの人
が焼岳に注目して、霞沢岳には見向きもしなかったりします。そういう自分も、今回初めて霞沢岳のほうを見ました。バ
スからはほとんど見えなかったりするのだけど・・・ぶははは!
そのときの日程です。
8月10日:上高地バスターミナル〜徳本峠(とくごうとうげ)〜霞沢岳〜徳本峠〜上高地バスターミナル
日帰りです。だけど前日の夜に、沢渡の駐車場付近まで入ってビバークしています。日帰り登山は、朝早く出発する
より、前日に登山口まで入っておくのがベストかな?と思いまして。
霞沢岳の登山口は上高地です。沢渡の駐車場から、4時50分のバスに乗って上高地へ向かいました。このバスは登
山者が多く乗っているので、その人たちを見ると、“あぁ〜山に来たなぁ〜”としみじみ感じてしまいます。
上高地へは、およそ30分ほどで到着します。
早朝の上高地・梓川 カッパ橋から見た岳沢・穂高連峰
撮影=塩月 撮影=塩月
今回の登山で、上高地に入るのは4度目になります。夏・秋・冬とここに来ているのですが、どの季節に来ても、そして
何度来てもいいとこだなぁと感じます。だけど、さすが休日だけあって、人がたくさんいたなぁ。
上高地から霞沢岳へは、徳本峠を経由して行きます。上高地のすぐ東側にある山なのに、徳本峠まで歩かないとい
けないので、気分的にすごく遠回りをしている気分になりますが、いたしかたあるまい。
徳本峠までは、よく整備された登山道が続きます。
登山道脇にあったケルン
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登山道の脇に積み上げられていたケルンです。
絶妙のバランスで積み上げられていて、思わず写真を撮ってしまった。 |
撮影=塩月
振り返ると穂高連峰が望まれる
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徳本峠までは、穂高連峰を背にズンドコ登っていきます。
残念ながら、どんどん雲がかかっていったけれど・・・ |
撮影=塩月
上高地から約2〜3時間程歩けば、徳本峠に到着します。
ここでいう“徳本峠”とは、徳本峠という峠道のピークのことです。ちなみに徳本峠は、上高地から島々宿へ通じていま
す。昔は当然釜トンネルなんぞはなかったので、上高地への入り口となっていました。かの有名なW・ウェストンも、ここ
を通って上高地・穂高・槍ヶ岳へと探検(登山)に出かけたのであります。
ここにはいちおう山小屋があるんだけど、なんだかすごい。というか、ここに泊まるぐらいならテントを担いでくるよ。オ
レは。小屋番のニーチャンもウォークマンを聞きながらわけのわからない奇声を発しているし・・・
とりあえず、このなんだかオツムの弱そうなニーチャンからビールを買って、霞沢岳へ向いました。
徳本峠小屋
撮影=塩月 撮影=塩月
徳本峠展望台から見た穂高連峰
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徳本峠から望む穂高連峰の風景は有名ですが、残念ながら雲が
かかっていました。
だけど、かつてW・ウェストンもここを通り、同じ風景を見て山に登
っていたのだなぁ〜と考えると、なんだかちょっと感動しちゃったり
もします。 |
撮影=塩月
ここまでダラダラと徳本峠までの道のりを書いてきたのですが、実はココからが長かったりします。
徳本峠から霞沢岳へは、途中ジャンクションピーク(2428m)というピークを越えます。おかげで、せっかく高度をかせ
いでも降らなければいけません。また、近年整備が進んで歩きやすくなったみたいですが、登山者が少ないので、下草
も多くけっこう歩きにくくなっています。
こんな感じの登山道 こんな感じの森の中を行く
撮影=塩月 撮影=塩月
暗いし、ジメジメしているし・・・
独りでは、あまり行きたくない場所だな・・・
ちなみにこの日、徳本峠から霞沢岳の間で出会った人は単独行のおっさん2人だけでした。このハイシーズンにほと
んど人が入っていないのは、ある意味恐いかも。だけど、人があまり入ってこないということは、自然が多く残っているっ
てことでしょうか。やたら花が咲いてるのが目立ちました。
お花畑
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花なんて全然興味が無いのですが、とりあえず今回は撮ってみま
した。
花好きには、けっこうおすすめの山かも。 |
撮影=塩月
何度もUP&DOWNを繰り返し、ようやくといった感じで森林限界を越えた岩稜帯の稜線へ出ます。ここから霞沢岳の
頂上へは、“K1”“K2”と呼ばれる見晴しのよいピークを越えていくのですが、残念ながらこの日はガスっていて何も見え
ませんでした。
K1から見たK2・霞沢岳頂上方面(たぶん・・・) K2から見た霞沢岳頂上方面(たぶん・・・)
撮影=塩月 撮影=塩月
しかしK1にいるときに、わずかに霧が晴れて下界(上高地)が見渡せました。
K1から見た上高地
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梓川の右岸(写真上)側の2つの建物が、上高地温泉ホテルと清
水屋ホテルです。ちょうどウェストン碑があるあたりかな?
そして左岸(写真下)側の赤い建物が帝国ホテルです。
上高地をこのアングルで眺めるのは、なんだか不思議な気分。な
んでこんなとこに自分がいるのだろう?と疑問に思ったりします。
ちょっと感動。 |
撮影=塩月
K2を越えると、ようやく霞沢岳の頂上(2646m)に到着です。いやぁ〜マジで遠かったよ。ホントに疲れた。だけど、K1
から霞沢岳の頂上までは、けっこうな岩場になっていて、それなりにアルペンチックな雰囲気を楽しめました。
とりあえず記念に
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頂上を示す看板もボロボロでした。
持参したビールと、つまみの魚肉ソーセージも一緒に撮影。
どうでもいいのですが、私は、ビールのつまみには魚肉ソーセー
ジが一番だと思っています。ちなみに私の兄も魚肉ソーセージが
大好きです。これは遺伝かな?と思っちょります。
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撮影=塩月
頂上に到着したのは11時30分ぐらいでした。ビールを飲んで、30分程寝ながら霧が晴れるのを待っていましたが、残
念なことに何も見えませんでした。
しぶしぶ、来た道を折り返し上高地へ下山しました。バスターミナルへ着いたのは夕方の5時ぐらいですから、11時間
以上も歩いたことになります。
マジ!つらかった!!いや、ホントに!
霞沢岳への登山は、徳本峠小屋で一泊することをおすすめします。
これで終ると、つまんない山行で終ってしまうので、最後にちょっと書かせてもらいます。
実は、下山途中で天気が良くなってきて、すごくいい景色を堪能することができたのです。特に、ジャンクションピーク
の手前にあるスタジオジャンクションという展望場所からの景色は最高でした。下がその写真です。
穂高連峰〜常念山脈まで一望できる
撮影=塩月
最高でした。一夏の思い出って感じです。この景色を見て、“連泊しながら北アルプスをやりたいな〜”とマジで思いま
した。
『 拝啓 社長 様 3〜4日山に行く時間を下さい。 敬具 』
そんなもんで。

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